超映画批評プチ『マルセイユ・ヴァイス』『ニワトリはハダシだ』

『マルセイユ・ヴァイス』35点

フランス製バディ・ムービー。マルセイユを舞台にしたスタイリッシュな刑事アクションだ。ハリウッドではよくあるパターンだが、刑事のくせに金を平気でちょろまかさすいいかげんな性格と、中途半端にわかりにくい事件の構図がフランス的といえるか?! 騙し騙され一応意外?な結末を迎えるが、どうにもぱっとしない。派手アクションがみたけりゃアメリカ映画を見たほうがいいし、イマイチ個性不足。

『ニワトリはハダシだ』20点

記憶力が桁外れの知的障害児が警察汚職の重要証拠を暗記してしまったため、誘拐される。異色のドラマだが、ただ異色というだけで終わった。上記ストーリーから想像されるエンタテイメント性は皆無で、「在日朝鮮人」「知的障害児」「警察・暴力団の癒着」といった「タブーを破る」と宣伝されている要素もまるで中途半端。本当にウンコしてるシーンには呆れた。



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