超映画批評プチ『ピーター・パン』『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』『恋人はスナイパー 劇場版』
『ピーター・パン』40点
クラシカルな絵本の世界。かわいらしいだけではなく、暗い一面もある原作の雰囲気がよく出ている。大作ではあるが、原作のファンか、やや子供向きの映画だ。先日、ティンク役の女優さんを間近で見たが、背は低いがナイスバディでした!……関係ないか。
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』50点
主人公の園児とは、女性の好みが同じなので、強く共感している私であるが、今回のしんちゃんはちょっとイマイチだ。笑って泣ける路線を狙ったが、ちょいとマニアックに行き過ぎか。笑いも弱い。西部劇ファンならわかるパロディ多数。
『恋人はスナイパー 劇場版』40点
西村京太郎の傑作ミステリ『華麗なる誘拐』(20年ほど前の作品だが今でも通用する面白さだ)を元にしたストーリーはさすがで、冒頭の吸引力は抜群だ。しかし、後半はかなりちゃち&相当いいかげんなものに改変されている。結局そのまま映画版は沈んでしまった。あと細かいことだが、登場人物の衣装やサウンドデザインにはもっとこだわってほしい。たいして金もかからず、効果は高いはず。