『レクイエム』30点(100点満点中)
ほめることもけなすこともできない一本
アクション俳優ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のバイオレンス&サスペンスドラマ。
裏社会から足を洗い、愛する妻子と幸せに暮らしている主人公(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)。ある日、ソーシャルワーカーの妻が中国からの密入国者の少女を預かってきたが、その子は実は中国マフィアと関わりがあり、追手によって拉致、妻は惨殺されてしまう。
さて、それを見つけたヴァン・ダム氏、怒り心頭、復讐の鬼と化して中国マフィアに制裁を加えていく、というのがあらすじである。
みるからにB級アクションドラマであり、特に語ることもないかと思われる。ヴァン・ダム氏の筋肉質なお尻が見られ、まわし蹴りが見られ、フツー程度のカーアクションがみられ、バイクにのる姿が見られ、銃もたまに撃つという、ただそれだけでいいというのならば、見にいったらよいと思う。
ちょいと工夫をこらした映像面の演出もあるし、マフィア映画風の様相を呈していたりするが、結局のところはいつものヴァン・ダム映画。ラストの唐突な終わり方も、B級くささが漂っていてなかなかよろしい。まあ、そんなところだ。